スポンサーリンク

【合格ガイド】二級建築士試験 合格者が説明 ~実施編① 1次試験~

二級建築士 Qualification(資格)
スポンサーリンク

この記事の概要

二級建築士試験に合格するために必要なことを、私の実体験を交えて『必要な道具とおすすめテキスト編』『実施編① 1次試験』『実施編② 2次試験』の3部構成で解説していきます。2級建築士は私自身、学科製図ともに1発で合格しています。

2回目の『実施編① 1次試験』では、私が実際に行った勉強方法をご紹介します。

私は1次試験を独学で合格しています(計画:満点、法規:24点)。

受験資格や試験日などの試験の概略は別投稿『おすすめ資格 二級建築士編』で説明していますので見られていない方はぜひご覧ください。

勉強方法

勉強の進め方

勉強を工程ごとに分けると下記のようになると私は考えています。

  1. 単語などを覚える(点)
  2. 内容を理解する(線)
  3. 関連知識を枝付けしていく(面)

また、これらを実行する勉強方法は下記が効率的であると考えています。

  1. 試験の全体像を把握するために教科書を読む(インプット)
  2. 過去問を解く(アウトプット)
  3. 分からない部分を教科書で確認していく(インプット)

各項目は『1.単語などを覚える』と『2.内容を理解する』、『3.関連知識を枝付けしていく』の全てにかかっています。

例えば、教科書を初めて読むときは『1.単語を覚える』と『2.内容を理解する』の比重が大きいですが、知識が付いてくるにつれて『3.関連知識を枝付けしていく』の比重が大きくなります。

しかし、これらの項目を順番に並べると、1→2→3という感じになります。

なので、私は1→2→3→2→3→2→3・・・という感じでやってます。

また、2→3を何度か繰り返してから教科書を読み直すのもかなり効果的です。

やりがちな失敗

勉強当初は単語が分からず、内容が頭に入らないことが多いです。ただ、このタイミングで全て覚えようとしても頭が追い付かず、やる気がなくなります。

この挫折が最も多いのではないかと思います。

なので、忘れてしまうことは当たり前と割り切って、教科書を読み進めます。読み終えたら過去問を解きます。不安な場合は教科書を2周程度読むのも良いです。

試験に合格することが基本目標なのでここからは、過去問を解いていきます。知識がたくさん付いても問題が解けなければ(アウトプットできなければ)意味がありません。

また、資格学校の教科書をみると分かりますが、試験問題の引用ばかりです。

テキストの選定

どのような資格試験でも同様に言えますが、受験に際して1番重要なのは計画を立てることです。

また、計画を立てるためには試験の全体像を把握する必要があります。計画を立ててしまえば、後はその通りに進めながら適宜調整をしていけば良いわけです。

二級建築士試験の場合、私は『スタンダード 二級建築士』を用いて全体像を把握し、『過去問』を用いて全体計画を立てました。

スタンダード 二級建築士

『スタンダード 二級建築士』では、学科Ⅰ~Ⅳごとに頻出のテーマを25項目程度に厳選されています。例えば、計画Ⅰのテーマの1つとして『日本建築史』といった具合です。

また、テーマごとに頻出度合いがパーセント表示で示されています。

各テーマは2~4ページ程度で10分程度で読めます。さらに、巻末には過去問が3年分付いています。

私は通学時間(往復2時間程度)を用いて、1週間程度で全てのテーマを確認した後に巻末の過去問を解きました。

建築系の大学に通われている方や通っていた方については、試験範囲のほとんどが講義で1度聞いたことがある内容であると思います。詳しくは知らないことがほとんどでしょうが。

なので、1度本を読めば全体像がつかめると思います。『あー、これくらいの範囲が出るんだ』っていうイメージがあった方が勉強がはかどると思います。

先ほども書きましたが、全体像をつかむことが目的なので、全て覚えようとする必要はありません。

※私が使用していたときから構成が変わっていたら申し訳ございません。

過去問

過去問は7年分掲載されたものを使用しました。

3周程度したと思います。

1周目に各問題ごとに下記のようにマーカーで色分けしました(色はなんでも良いです)。

  • すんなり解けた   青色マーカー
  • 悩んで正解した   黄色マーカー
  • 間違った      赤色マーカー

2周目以降は黄色と赤色のみを解いていき全て青色にすることを目標にしました。

できれば、最後に全て解き直して忘れていないか確認した方が安心です。

スケジュール(私が行った方法)

勉強工程を再掲しておきます。

  1. 試験の全体像を把握するために教科書を読む(インプット)
  2. 過去問を解く(アウトプット)
  3. 分からない部分を教科書で確認していく(インプット)

まず、スタンダード 二級建築士を1週間程度で読みました(1.の工程)。

その後、2カ月程度で過去問を3周解きました(2.3.の工程)。

また、資格学校のモニターバイトを利用して模試試験を受け、アルバイト代もゲットしていました。

結果ですが、計画は満点、法規は24点、その他は覚えていませんが概ね20点前後であったと思います。

さいごに

建築を志す者なら二級建築士は取得しておきたい資格の1つです。

ただ、資格学校に通うと高額になるので少しでも出費を抑えるために独学を考えている方も多いかと思います。

私の経験がそのような人の一助となれれば幸いです。

試験を受けたのが結構前なので、覚えていないことも多く、分かりにくいかもしれませんが、質問等あればお気軽にご連絡下さい(Contact Formより)。

タイトルとURLをコピーしました