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【合格ガイド】二級建築士試験 合格者が説明 実際に行った勉強方法 ~実施編② 2次試験~

2級建 製図 イメージ2 Qualification(資格)
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この記事の概要

二級建築士試験に合格するために必要なことを、私の実体験を交えて『必要な道具とおすすめテキスト編』『実施編① 1次試験』『実施編② 2次試験』の3部構成で解説していきます。2級建築士は私自身、学科製図ともに1発で合格しています。

最後の『実施編② 2次試験』では、私が実際に行った勉強方法をご紹介します。

受験資格や試験日などの試験の概略は別投稿『おすすめ資格 二級建築士編』で説明していますので見られていない方はぜひご覧ください。

勉強方法

製図試験の勉強方法としては、『学校に通う』、『通信講座を利用する』、『市販の教科書使って独学で挑戦する』のいずれかになると思います。

私は、より安全に一発で合格したいという思いが強かったので、『学校に通う』を選択しました。

ただ、当時、大学院生で、お金に余裕もなかったのでどうにかして安く済ませたいとも考えていました。

最終的には、色々調べた上で建築士会が実施している製図対策講座※に通うことに決めました。詳細は別投稿で書いています。

記憶が曖昧ですが、¥80,000-程度でした。

※全日本建築士会が行っている講座ではなく、各都道府県の建築士会が独自で実施している講座です。行っている所とそうでない所があります。

勉強を始めるタイミング

勉強は課題が公表されてから行う方が多いと思います。私もそうでした。

講座が始まるタイミングが公表後だったこともありますが、公表後から勉強を始めました。

建築系の大学に通っていたので講義の一環として製図を数枚書いたことはありましたが、デザイン系の研究室に進まなかったこともあり、製図はほとんどしたことがありませんでした。

なので、建築士会の講座で製図試験のいろはを学びました。

実際に勉強した感想としては、製図を書き始めるタイミングは公表後で良いと思いますが、講座が始まる前に全体のフローを大まかに理解しておいた方がスムーズに取り組めると感じました。

例えば、課題を読み、エスキスを行っていくわけですが、エスキスの考え方を理解しているかどうかで講座での理解度に差が出ると思います。

製図のポイント

個人的な見解になりますが、2級建築士製図試験に限っては下記の2点がポイントであると考えています。この2点を抑えることでエスキスのスピードが格段に上がります。

  • 各諸室のパーツ化
  • 水回りを北側にまとめる
2級建築士 製図試験 エスキス イメージ図

各諸室のパーツ化

当たり前といってしまえば当たり前なのですが、私は気付いたのが試験の直前でした。

勉強当初、エスキス時に必要諸室を文字で書きだして、エスキスをしながら検討していました。ただ、この方法では時間がぎりぎりになることも多々ありました。

どうにか早くできないものかと考えて、まず必要諸室をパーツ化してブロックとして先に書き出し、その後、パズルのように組み合わせてみました。

この方法でやってみるとかなり余裕が生まれました。

実際の製図試験では1時間近く余裕をもって製図を完成させることができました。

水回りを北側にまとめる

これも当たり前なのですが、給水・排水経路を考えても水回りはまとめて日照条件の悪い北側へ配置すべきです。

敷地条件、駐車場などの屋外条件を踏まえて建築可能面積を割り出し、大まかな建物の枠組みを決めたら、水回りを北側にまとめて配置できるか検討します。

残ったスペースに他の要求諸室を納めていきます。

何枚書いたか

記憶が曖昧ですが、たしか、製図講座が6~8回程度ありました。

講座中に1枚書き、宿題が1枚出されるといった感じでした。なので、1週間に2枚書いていました。

講座で1枚、土日で1枚といった具合です。もちろん講座で書ききれない場合は持ち帰って書いていました。

講座期間中は、それ以外は特にしていませんでした。

ただ、講座との時系列は忘れましたが、模擬試験は1回受けました。

あと、講座が終了してから試験までに数日あったので、市販の教科書を3冊やりました。

教科書については別投稿『必要な道具とおすすめテキスト編』で書いています。

そんな感じで、合計20枚くらい書いたと思います。

さいごに

製図の勉強は期間があまりないので正直焦ると思います。焦ることは緊張感につながるので良いことですが、焦ってがむしゃらにやってしまうと時間が勿体無いと思います。もちろん無駄ではないですが。

手順を理解し、その通りに繰り返し練習をしていけば、必ず合格できます。なので、まずは手順を理解しましょう。

手順を理解せずにがむしゃらにやるのは、フォームを教えてもらわないまま素振りを続けているようなものです。

そうはいっても焦ると思います。私自身、講座の終盤になるまで、講師の方から今年は落ちるだろうねと言われ焦っていました。

ただ、それでも手順を重視して取り組んだ結果、最終的には、もしかしたら受かるかもねまで挽回しました。

前述のパーツ化は講義期間終了後にやり始めたので、やはりこれの効果が大きかったのだと思います。

試験結果を某資格学院で判定してもらったときは受かっていると言われました。

エスキスが早く終わるようになり、時間に余裕ができ、製図全体のクオリティーが上がったのだと考えています。

焦ることはあるかと思いますが、丁寧に1つずつクリアして、試験を突破できるよう頑張ってみてください。

何かご質問などある方はお気軽にご連絡ください。

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