この記事の概要
これまでインテリアコーディネーター試験について、『概略編』『必要な道具とおすすめテキスト編』『実施編』の3部で説明してきました。
ここでは、実際に私が描いた図面をみることで、イメージを膨らませてもらうことを目的としています。是非参考にしてください。
トレースとオリジナルの比較(平面図)
平面図トレース(勉強開始初期)
![alt=”インテリアコーディネーター 製図例1”](https://archi-univ.com/wp-content/uploads/2020/12/e5e161b703f94d60197d9d105b3579c7-744x1024.jpeg)
平面図オリジナル(勉強開始中期)
![alt=”インテリアコーディネーター 製図例2”](https://archi-univ.com/wp-content/uploads/2020/12/f36aedc5682e665c98bcb218333b06e4-744x1024.jpeg)
プレゼンテーションの問題は例年、平面図+何かという形式で出題されます。
概ねプラン構成を考えて平面図を書き上げるまでで1時間、残りで1時間という目安で良いです。
まれにプラン構成などの平面図が難しく、他が簡単で時間配分が変わることもあります。
トレースは勉強を始めて数日のころのものです。大体1時間30分かかっています。トレースの場合、家具の寸法等が分からなかったり、家具を置く位置を解答例と同じにしようとして時間がかかってしまいます。
一方で、オリジナルは大体1時間で描いています。過去問をトレースするうちに寸法など覚えてくるので段々と早くなります。
色の塗り方にもポイントがあるのですが、枠を強くする塗り方(トレースの方)は避けた方が良いです。全体を淡く塗るのがポイントです。
また、床は特に問題で指示がない限りはオリジナルのように省略して大丈夫です。
立断面図(オリジナル)
![alt=”インテリアコーディネーター 製図例3”](https://archi-univ.com/wp-content/uploads/2020/12/e182853b1e38e60e033ad23b54ea5352-744x1024.jpeg)
平面図の下の解答欄2のものが立断面図です。
建築で用いられる断面図に家具などの見えがかりを表したものになります。
寸法等の記載は問題の指示に従って記載することになります。
アイソメ
![alt=”インテリアコーディネーター 製図例4”](https://archi-univ.com/wp-content/uploads/2020/12/b5a926744b93eb4f68a45d519aeac99f-744x1024.jpeg)
アイソメは立体表現手法のうち、平行投影法の1種です。
図面を描く際のポイントは、まず平面を描き、そこから高さを記入していきます。この際に家具が被り奥の部分が見えなくなる箇所がでてくるので、手前から描いていくと良いです。
アイソメは作業なので時間があれば、誰でもある程度は描けますが練習が必要になります。過去問を通してしっかりと練習しましょう。
パース(トレース)
![alt=”インテリアコーディネーター 製図例5”](https://archi-univ.com/wp-content/uploads/2020/12/acf354261f498d49a2ff5aa1188c9f59-744x1024.jpeg)
パースは立体表現手法のうち、透視図法の1種です。奥に行くほど線が短くなります。出題されるほとんどが一点透視図法です。
この図面は絵心も関わってくるので1番練習が必要です。パースの出題頻度は高くありませんが、コーディネーターとしては必要な技術であるため、しっかりと過去問を通して、練習をしましょう。
私自身、絵心が無いので1番苦手でした。
さいごに
全体のイメージはつかめたでしょうか。
平面図、立断面図、アイソメ、パースいずれも、過去問を通して理解していける内容です。問題をたくさん解けば、それだけ技術が身に付くので実際に手を動かしましょう。
過去問はハウジングエージェンシーが出している下記のシリーズがおすすめです。
最新版はハウジングエージェンシーのHPからも購入できます。
また、立体図法であるアイソメやパースについては内容についても理解しておいた方が良いと思います。
別投稿でおすすめしたテキストにもアイソメ、パースについての記載がありますので、興味がある方は書店等で確認することをおすすめします。